前回お話した事の振り返りになりますが、演技力・表現力というと俳優や声優などの一部の人達だけが必要なものだと思われがちですが、実は日常生活でも役立つスキルです。
会話でも表現力が必要な場面、例えば挨拶や謝罪、感謝やお願いなどなど。
これらの場面では、ただ言葉を発するだけではなく、相手の立場や気持ちに合わせて声のトーンや表情、ジェスチャーなどを変えることが大切です。
これらを意識することで自然に表現力が身につきます。
では、具体的にどうすれば情景を意識できるのでしょうか?
ここでは、日常生活で表現力を鍛えるための3つのコツを紹介します。
【①相手の目線に立って考える】
・会話する相手はどんな人物なのか?
・どんな気分や状況にあるのか?
・どんな反応や感想を求めているのか?
などを想像してみて下さい。
相手の目線に立って考えることで、自分の言動や態度が相手にどう伝わるかが分かりやすくなります。
例えば、朝の挨拶では元気よく笑顔で声をかけることで、相手に明るい印象を与えられます。
逆に、不機嫌そうに小さく呟くだけでは、相手に不快感や悪い印象を感じさせてしまいます。
【②感情やニュアンスを表現する】
会話する内容だけではなく、感情やニュアンスも表現することが重要です。
感情やニュアンスを表現する方法は、声の高さや強弱、速さや間、抑揚やアクセントなどがあります。
例えば、謝罪するときは声を低くして柔らかく話すことで、相手に真摯さや謙虚さを伝えられます。
逆に、声を高くして早口で話すだけでは、相手に不誠実さや軽率さを感じさせてしまいます。
【③身振り手振りも使ってみる】
会話する際には言葉だけではなく、身振り手振りも使うことも効果的です。
身振り手振りは、相手に視覚的な印象を与えることで、相手の注意を引いたり、理解を促したり、感情を伝えたりできます。
例えば、感謝するときはしっかり頭を下げることで、相手に敬意や感謝の気持ちを示せます。
逆に言葉だけや手の動きだけだと、相手に失礼や無関心さを感じさせてしまいます。
以上が、日常生活で表現力を鍛えるための3つのコツです。
何気ない会話でもこれらを意識することで、自分の言動や態度が相手にどう伝わるかを考える習慣が身につきます。
これは相手への配慮や印象づけにも効果的ですし、表現力も高まります。
そして、前回の『演技とコミュニケーション』シリーズにも繋がってくる部分ですね。
どれか一つだけでもぜひ試してみてください。
たった一つ試すだけでも、変化が感じられると思います。
いかがでしたか?
日常生活の中でも表現力を鍛える方法の一つとして、何気ない日常の中で何気なくやってきた事でも、意識をするだけで、大きく身に付いてきます。
他にも表現力を鍛える方法はありますが、それはまた次回の記事でお話しします。
それでは、今回はこの辺で失礼します。
読んで頂き、ありがとうございました!